ドア制震の作業工程のご説明と、作業に使用したパーツやキットのご紹介

オーディオ

今の音質に満足していますか?「高いスピーカーに換えたのに高音がうるさくなった…。」 「音は良くなったけど、なんかバラバラに聞こえる…。」 なんて経験ありませんか?

カーオーディオを120%楽しんでもらうにはブランドも大切ですが、取り付け技術と音調節が最も重要です。当店では、お客様に感動される音楽空間を創るため、日々当店の技術とノウハウを自身を持ってフィードバックします。

ドア制振

現在あるほとんどの車がドアにスピーカーがついています。そのドアはスピーカーのためにあるのでしょうか?いいえ、それは人が乗り降りするためについているのです。しかし、そのドアをスピーカーを鳴らすためのエンクロージャー(Box)にする事は可能です。それがドア制振です。それでは単に制振材を貼ればよいのでしょうか?貼れば貼るほどよいのでしょうか?ドアの振動をコントロールすることが重要です。制振材を貼るポイントを見極め、スピーカーが駆動したときの空気の流れを考え、内張りを閉めるときまで考えなくてはなりません。

カーオーディオ ドア 制振 1.ドア

ノーマルのドアの状態です。

スピーカー ドア 制振 2.内張りを外す。

ドアの内張りを外しましょう。
ほとんどの車はビスが数本とまっていて、あとはピンでとまっています。

ドア スピーカー BOX 3.脱脂

次に防水のビニールを外しましょう。
制振材を貼る為に綺麗に拭きましょう。

スピーカー Box 制振 4.外鉄板の制振

ドアの内部に手を入れて、制振材を貼っていきます。
小さく切った制振材を12〜15枚均等感覚で貼ります。当店オリジナル制振キットではあらかじめカットされたものが入っています。

ドア カーオーディオ ドア制振 5.内鉄板の制振

内鉄板のサービスホールをふさぎます。車の鉄板は平面だけではないので、制振材の周りはアルミテープで補強します。単に穴をふさぐことだけが目的ではありません。ドアの共振をすべて止めることは不可能に近いことなので、うまく制振処理を施し、強度を上げつつバランスを整えることが重要です。

ドア カーオーディオ ビビリ音 遮断 6.配線処理

ドアには様々な配線があります。ここの処理も忘れずにします。エプトシ−ラーなどで巻きましょう。これもキットに同梱されています。

ドア制振 背圧 7.スピーカー背面処理

ドアにバッフルをつけてスピーカーを鳴らすとスピーカーの背圧が鉄板にあたります。この背圧の処理で音の出方は変わってきます。しかしながらドア内部は水の問題もありますので、どんな材料でもいいわけではありません。ここで使うのはダイポルギーの吸音マットです。水をはじく素材で吸い込みがほとんどありません。

内張り制振 8.内張り内

内張りの処理もします。ほとんどの車がプラスチックの重ねあわせでできています。とても強度があるとは言えません。写真は車が変わっていますが、処理はほぼ共通です。ダイナマットを貼り、制振処理をします。
そして一番重要なポイントは、内張り内には空気のたまる空間があることなんです。音は空気を伝わっていきますので、余計なところがビビったり、音がこもってしまいます。その空間にフェルトマットを敷き詰めるだけで音の回り込みを防いでくれます。
もちろんキットにこのマットも入っています。

作業に使用した材料

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